2007/06/17

『ぼくのプレミア・ライフ』

ぼくのプレミアライフ フィーバーピッチ これが映画になったと知ったときはぴんと来ませんでした。だって、原作の『ぼくのプレミア・ライフ』は、アーセナルが人生の中心になってしまった著者自身の4半世紀をつづった話で、1968年から1992年までのサッカー観戦記がひたすら語られるだけ。それがおもしろくないというわけじゃないんです。むしろ、わたしはすごく楽しめました。はたから見たらなんでそんなに……というようなことに熱中する著者の姿にどこか自分を見た思いがしたしね。

 でも、これを映像化するとなると話はべつ……と思ったら、ちゃんと著者のホーンビィ自身が脚本を書いて、原作のテイストを残しつつ、映画としても楽しめるものに仕上がっていました。映画として見せるために、アーセナルがリーグ優勝した1989年を舞台に、主人公ポールと同僚サラの恋愛をからめて描いています。そのせいで、ポールのフットボール中毒ぶりはやや中途半端。“生涯のうち、妻を替えることはできても、応援するフットボールチームを替えることはできない”というサポーター精神が伝わってきませんでした。

 それから、サラとつき合うようになるいきさつがよくわからなかったな。反発しながらもちょっと気になっているらしきところは描かれていたものの、結ばれる過程がすごく不自然じゃないかしら? 雨の日に車で送ってもらったくらいで、「コーヒーでも飲む?」はまあ許容範囲としても、なんでいきなり「今夜、泊まっていく?」という話になるんでしょう?(^^;)

 それでも話としてはうまくまとまっているし、アーセナルの優勝で町がお祭騒ぎになるところなんかはとても楽しかった。去年のレッズのリーグ優勝を思い出し、ちょっとじんときたりもして。

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カントリー・ゴールド

Heard It in a Love Song 熊本で毎年おこなわれている、カントリー・ミュージックのフェスティバル、〈カントリー・ゴールド〉をご存知でしょうか。1989年の第1回からかぞえて今年ではや19回目。過去の出演ミュージシャンには、エミールー・ハリスやアリソン・クラウス、ドワイト・ヨーカムにダイヤモンド・リオなど、ちょっとカントリーを知ってる人なら食指を動かされそうな名前がずらり。いまや押しも押されぬスターとなったブラッド・ペイズリーも2000年と2003年の2回、登場しているんですよ~。見たかったなあ。

 で、このほど今年の出演ミュージシャンが発表になりました。メインゲストはマーク・チェスナット。あたしの好きなアラン・ジャクソンやブラッド・ペイズリーと同じく、ホンキー・トンク系の中堅シンガーといったところでしょうか。Universal Music が YouTube にビデオクリップをいくつかあげていますので、こちらでご紹介しておきますね。

 Too Cold At Home(1990)
 Brother Jukebox(1990)
 Almost Goodbye(1993)

 もう少し最近の曲については、myspaceでどうぞ。

〈カントリー・ゴールド〉のその他の出演者については
こちらをごらんください。

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